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「誰にも迷惑かけないのに何が悪いの」というのも、売春する子の屁理屈だ。他人に迷惑をかけることが悪いことなのではないということは、「規則」の章で考えた。その通り、その子が売春したところで、誰も迷惑は受けないし、悪くなることも何もない。だけど、この世の中でたった一人だけ、大変な迷惑を受け、大変悪いことになる人がいる。売春しているまさにその子だ。心も体も大事にしないで、それが悪くならないはずがないじゃないか。自分が悪くなることをすることが、どうしてしたいことをしていることになるだろう。

池田晶子(『14歳からの哲学 考えるための教科書』)

 
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